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レーザートーニングの効果に回数がかかる理由

レーザートーニングは肝斑に効果のあるレーザー治療として画期的なデビューをはたしました。それまで肝斑治療で効果があると言えばビタミンCとトラネキサム酸の飲み薬とハイドロキノンなどの塗り薬ぐらいで、レーザー照射は効果どころか禁忌というのが常識でした。そのような中、レーザートーニングという照射方法が誕生、効果がでるとして、国内の美容クリニックの多くが行うようになりました。レーザートーニングは肝斑治療で唯一使える、効果を期待できるレーザー照射方法ですが、どうしても回数をかけるという条件がつきます。そして、その理由は『肝斑』という特殊な色素斑の特徴にあるのです。

『肝斑』の特徴

肝斑は左右対称性の淡い色素斑が両頬に現れるのを特徴とします。両頬のみならず額や口周りに見られることもあります。肝斑は根本的な原因に女性ホルモンという内的な因子があり、それが難治性となっている理由です。女性ホルモンはメラニン産生細胞であるメラノサイトがより濃いメラニンを産生するような促しをします。だから生理周期の一時期や妊娠、婦人科系疾患などでしみ、そばかすの色調が濃く見えたり、しみ、そばかすそのものが増えたりします。簡単に言えば、女性ホルモンの影響が強い状況にあるのが肝斑と言えます。そしてそのような状況にある色素斑部にしみとりレーザーなどの強い照射をしてしまうと、一時的にかさぶたとなり取れたのもつかの間、さらに濃い色素がでてくるようになります。つまり、照射部のメラノサイトはもれなく濃いメラニンを産生し続けるようになり、メラノサイト自体の質もさらに悪化してしまうのです。だから通常のしみとリレーザーは肝斑に対して禁忌事項なのです。当院ではフォトフェイシャルも肝斑に対して悪化させるリスクがあると判断しているので、行っていません。

レーザートーニングの効果に回数がかかる理由

レーザートーニングはメラニンに反応する波長1064nmではあるものの非常に弱いエネルギーを照射する方法です。1回1回の効果はわかりにくいのですが、回数をかけていくと変化が現れます。上記のようにあまり強い照射を好まない肝斑には、この"弱さ"がメラニン産生細胞であるメラノサイトを無駄に刺激せずメラニン排出を促進する方法であり、ちょうど良い照射方法なのです。弱い照射を繰り返す、つまり回数がかかる理由はそこにあります。強さと頻度が過度となると色素斑そのものの悪化、リスクが高まるため、そうせざるを得ないという理由です。1回の治療をほどほどに、回数をかけて効果をだす、これがレーザートーニングの持ち味です。ちなみに一度悪化した肝斑は改善に年単位の時間を要します。だから慎重に進めていく、コツコツ型の回数をこなしていく治療が肝斑治療の大原則なのです。

回数をかける治療の裏側

どのような美容治療もそうですが、治療に回数が必要という時、その裏側の理由には"肌を育てる、肌質改善(当院でいうところのリメイクスキン)"という意味があります。根本的な肌質はレーザーを当てたからと言って1回で急激に変わることはありません。例えばしみ治療でレーザー照射したからと言って、しみの色味はとれるかもしれません。しかし色素が再びでやすい状態がなくなったわけではありません。だからレーザー+αの治療、ケアも重要になる、つまり回数をかけてその質を改善していくことも必要になるということです。今回のレーザートーニングについては、肝斑の特性によって回数が必要なのですが、肌質を改善するという意味も実は並行して治療として行っているのです。それが飲み薬であり、その他治療 (当院ではメソポレーションなど)です。回数がかかる、回数が必要というとマイナスイメージが強いのですが、回数をかけた肌は必ず根底から変化が期待できる、より綺麗な肌に変化しやすいということではないでしょうか。

レーザートーニングの詳細