サブシジョン(subcision)とは
サブシジョンとは、凹みを伴うにきび跡(特にローリング型、ボックス型)に対して行う治療です。にきびによる過度の炎症が繰り返されると、皮膚内の真皮層や脂肪層には、『線維化』という微細な瘢痕が出来上がります。線維化となった部位はなかなか置き換わることができなく、そして周囲の組織を引っ張るため、凹みを伴うにきび跡が形成されます。その線維化している部位を特殊な針を使用し剥離していくことで、にきび跡の凹みを改善していく治療がサブシジョンです。ダーマペンやフラクショナルレーザーでは改善しにくにきび跡に有効と考えています。ダーマペンやフラクショナルレーザーのリスクとしてある炎症後色素沈着がほぼないというメリットもあります。
対象となるお悩み
にきび跡以外への応用
にきび跡以外への応用として、額の深く溝となったしわや凹みを伴う傷跡などがあります。にきび跡と同じように真皮コラーゲン層~脂肪層の線維化、固着が考えられる状態は適応となります。
サブシジョンと併用推奨治療
サブシジョンは、真皮~脂肪層の線維化や固着を剥離する方法なので、その後におこる創傷治癒が促進しやすい環境にあると、なお効果が高まります。主に推奨するのは、サブシジョンを行う時にヒアルロン酸やリジュランなどの成分を剥離した部位に入れることです。これらは単純な穴埋めではなく、真皮層などの線維成分が正常に回復するために同時に投与します。
サブシジョンの回数と間隔
サブシジョンの平均治療回数は3~5回が平均ですが、これ以上行う事もあります。また治療間隔は、施術後の創傷治癒の時間も考えて1.5か月以上あけるのが望ましいです。
サブシジョン施術の流れ
- 【初診日】医師診察
問診票記入し、洗顔後、医師の診察となります。サブシジョンの適応か、またその説明をいたします。※施術は後日となります。 - 【施術日】局所麻酔
洗顔をした後、施術部屋へ移動。医師が注入箇所のマーキングを行い、注射による麻酔(片側5点以上)を行います。 - サブシジョン
麻酔後、サブシジョンを行う部位に針で穿孔、穿孔部位から鈍針を挿入して皮下、皮内の剥離を行います。 - サブシジョン後の止血
施術後、穿孔部の止血を確認、注意事項など説明、終了となります。
副作用
内出血(ほぼ必発です)、腫れ、赤み、鈍痛、感染など。
※あくまでも副作用は考えられるものであり、必ずでるものではありません。ご不安なかたは診察時、医師にご相談ください。
料金一覧
サブシジョン | 1回 |
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両頬 | ¥44,000 |
こめかみ | ¥24,200 |
額 | ¥24,200 |
ポイント(3㎝以内) | ¥24,200 |