『プラセンタ』とは胎盤のことで、使われているプラセンタ製剤は胎盤から抽出したアミノ酸・タンパク質や 脂質、糖質、ビタミン、核酸成分など細胞代謝に必要な成分が豊富に含まれています。ちなみに製造過程でホルモンなどの生理活性物質は除去されています。
そもそも胎盤は臍帯につながる胎児を10か月たらずで約3㎏に育て上げる(新しい細胞を増やす)という優れた組織です。つまり新しい細胞を作り出す働きが秀でているため、その抽出液を投与することで様々な効果を得られることが予想されます。この作用を利用して美容領域では、美白、肌荒れ、にきびの改善、血行促進、代謝促進などの効果を狙って投与されます。またこれだけではなく疲労回復、更年期障害(保険適応)、自律神経を整える、抗アレルギーなどの作用もあります。
クリニックで使用するプラセンタは注射も飲み薬も通常ヒト由来のものです。ヒト由来のプラセンタを使用できるのは医療機関のみであり、感染症のリスクなど、もろもろの内容をご同意いただいたかたのみ使用しております。ちなみに1974年から使用されている製剤「ラエンネック注」ですが、いままで感染症の報告は一例もありません。
国内での保険適応は更年期障害、乳汁分泌障害、慢性肝疾患による肝障害です。この場合は保険機関にお問合せください。
医療機関で使用されるプラセンタは主に注射薬で、健康な日本人の胎盤から抽出した『メルスモン』『ラエンネック』の2種類があります。メルスモンは、更年期障害、乳汁分泌不全で保険適用、ラエンネックは、慢性肝疾患で保険適用のプラセンタ注射薬です。現在は美容目的に多く利用されています。どちらも、美容目的で使用する際には、健康保険の適用にはなりません。 そのほか飲み薬としての『ピュアプラセンタD.R.』があります。
最近ではヒト由来以外にも豚、馬、羊などのプラセンタが市販品で販売されており、ヒト由来のものより有効性がうたわれています。確かに肌にとっていいものであることは間違いありませんが、注射薬とならないこと、やはり注射で投与するというメリットを考えるとヒト由来が劣るとは思えません。
プラセンタのお肌への効果としては、真皮層を作っている細胞の動きを活発にすることで、しわやたるみの予防となり、血流促進や保水力を高めることで保湿効果、乾燥対策となります。 細胞代謝亢進による表層への効果が見られるならば、ターンオーバー促進によるくすみ改善、またホルモンへの関与からにきび、肌荒れの予防になります。
肩こりや頭痛の改善、疲労回復、更年期障害、生理痛軽減、花粉症の症状緩和など全身的な症状にも効果があります。
基本的にプラセンタ注射はうでや腰、臀部への皮下注射投与を行っています。
ご自宅でプラセンタをご使用したいかたには飲み薬である『ピュアプラセンタD.R.』の処方をしております。
プラセンタ注射の投与間隔は週1~2回を基本としておりますが、個々の症状により回数は異なります。
通常 プラセンタ注射は医療機関でのみ受けられる方法ですが、「ピュアプラセンタD.R.」は自宅で服用することで、注射に近い効果が期待できます。 頻繁に来院できないかたなどにおすすめしております。もちろん処方ですので、医師の診察が必要となります。1箱で100錠、1日2~6錠内服としています。
■1箱100カプセル \17,600(税込)<プラセンタ注射2アンプル付き>
『ピュアプラセンタD.R.』の特徴
- 医師診察
問診票記入後、医師の診察があります。プラセンタ投与の目的、副作用などご理解いただいき、ご同意の上での投与となっております。 - プラセンタ注射施術(5分)
一般的のプラセンタ注射はうでへの皮下注射です。 - 終了
注射部の止血を確認して、終了となります。
注射部位の疼痛、発赤、かゆみ、過敏症、アレルギー、アナフィラキシーなど
またヒト組織を原料としているため理論的に変異型クロイツフェルト・ヤコブ病やその他感染症のリスクを完全否定することはできません。投与後は献血が不可となります。
※あくまでも副作用は考えられるものであり、必ずでるものではありません。ご不安なかたは診察時、医師にご相談ください。
1回 | |
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プラセンタ1A(アンプル) | ¥1,650 |
プラセンタ2A(アンプル) | ¥2,750 |
1回 | |
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プラセンタ(顔) | ¥6,050 |