エラはり、くいしばりは「ボトックス注射」が効果的?|横浜・桜木町の【テティス横濱美容皮膚科】

エラはり、くいしばりは「ボトックス注射」が効果的?

エラはり、くいしばりは「ボトックス注射」が効果的?

エラボトックス注射の効果、くいしばり、歯ぎしりへの効果ボトックス注射はしわに対する効果を狙う治療で有名な施術ですが、その他に「エラ(咬筋肥大)」に対する効果(小顔効果)もある施術です。エラボトックス注射の対象、効果を狙う筋肉は「咬筋」です。咬筋はものを食べる時やぐっとかみしめる時に作用する咀嚼筋の一つで、随意筋です。咬筋の特徴は幅が広く、厚みがあり、ずっと過度に作用するとその厚みがさらに増してしまう(咬筋肥大)ことです。つまりエラがはった状態となります。結論から言うと、エラはりや咬筋肥大、そしてその原因ともなるくいしばり、歯ぎしりのための治療としてもボトックス注射はかなり有用な方法で効果的といえます。

咬筋の作用が過度になりやすい状況

咬筋の作用が過度になりやすい状況咬筋が肥大したり、強さが増す理由としては、就寝時のくいしばりや歯ぎしりが代表的なものです。その他、硬いものを好んで食べるかたやスポーツなどでくいしばって力を入れる場面が多い時も原因になります。筋トレやゴルフスイングのインパクトの瞬間など、ぐっとくいしばっていると思います。就寝時のくいしばりの場合、寝ている間も顔やその他の力が入っている状態が続いているので、頭痛や肩こりの原因ともなり、十分な睡眠がとれなく疲労が抜けない状態となることもあります。最近来院する患者さんの中には、くいしばりでマウスピースをするも、それが壊れるぐらいくいしばりがあって、歯科医にボトックスをすすめられたという例もあります。歯ぎしりをしている時の奥歯にかかる力は体重の約2倍と言われており、相当な力が歯にかかっているのです。このような状態が続けば、歯が割れる、歯茎が弱くなることも考えられます。また日中でも、仕事や家事に集中している時にグッと無意識にくいしばり(上下歯列接触癖「TCH」)をしてしまっていることもあります。

このような原因で咬筋は肥大していき、最終的にエラがはった印象となります。

くいしばりと疲労

無意識状態となる「就寝時のくいしばり」はとてもやっかいです。歯ぎしりであれば、“ギリギリ”という音で家族の指摘があり気づくことができますが、くいしばりのみとなると自分では気づかないケースもあるので注意が必要です。寝ても疲れがとれない、起床時だるさが残る、あごが疲れている、痛いなどの症状がある時はくいしばりを疑ってもよいかもしれません。ちなみにくいしばりで力が入る例では、他にも目をギュッとつぶり、眉間をよせて顔全体に力が入っていることがあります。これは、エラはりとともに眉間のしわが深くなる要因の一つともなります。

エラ、咬筋肥大へのボトックス注射の働き

エラボトックスで使用、ボトックスビスタ上記のような原因のために肥大した咬筋に対してボトックス注射が適応になります。ボトックス注射は神経筋接合部がターゲットであり、筋肉の収縮を抑制します。しわ治療であれば、表情時のしわがでにくくなるという効果となりますが、エラボトックスの場合は筋肉収縮抑制状態から「筋萎縮」をねらう治療となります。筋肉は使われなくなるとやせ細り、力が入りにくくなります。例えば数日寝たきりになっただけでも立つことに苦労します。咬筋へのボトックス注射はそれと同じ状況を作ることです。筋肉の厚みをとる、過剰な筋収縮を抑制するという効果を狙い、くいしばりや歯ぎしりの抑制にもつながるのです。

エラボトックス注射の適応外

エラはエラでも骨格的なボリュームの場合は適応外となります。その場合は形成外科的な治療が必要です。

エラボトックス注射の持続はどれぐらい?

ボトックス注射後、エラが減るという目に見えての効果や体感は2~4週間からみられます。またくいしばりや歯ぎしりの軽減は数日から1週間ぐらいから効果を実感します。ボトックス注射自体の効果は数か月持続、4~6か月で徐々に効果がなくなってきます。見た目のエラはりが4~6か月で完全戻ることはあまりありません。くいしばりや歯ぎしりは、4~6か月もすると復活していきます。もともとくいしばりや歯ぎしりの程度が強い例では、それらの抑制効果持続が短い傾向にあります。

ボトックスビスタ

当院では、エラボトックス注射に使用するボトックス製剤は『ボトックスビスタ』です。安全性の面でも信頼できる製剤です。

注入時の痛み、副作用のついて

エラボトックス注射の痛み、副作用エラボトックスは、顔の注射の中でも痛みが少ない注射です。基本的にボトックス注射前は冷却のみで、麻酔はしません。注射という施術ですので、ボトックス注射部位の皮下出血リスクがあります。またボトックス注射後、効果が出始めるとともに、食事の際、口を動かす動作に対して疲労を感じますが、徐々に消失していきます。ものが全く噛めなくなるとか口が閉まらないという経過は絶対にありません。その他のデメリットとしてありうるのは、頬骨が突出していて咬筋肥大が著明な例では、ボトックス注射の効果が出てくると、頬がげっそりとしてしまうこともあります。どの例でもそうですがしっかりと医師と相談の上、ボトックス注射を受けましょう。

詳しくはエラボトックス注射へ

       
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