真夏の日焼け・紫外線対策|横浜・桜木町の【テティス横濱美容皮膚科】

真夏の日焼け・紫外線対策

真夏の日焼け・紫外線対策

紫外線がさらに強くなる季節である夏。年々紫外線量が増えている感覚を覚えます。実際、気象庁調べでは約20年前と比較して紫外線量が増えているというデータがあるぐらいです。紫外線の影響が高まるとわかっていても、海外旅行や屋外スポーツのために外で過ごす時間が増えるのもこの季節です。そのようなとき、紫外線の対策をしっかりしてますか?紫外線はしみやしわ、さらには皮膚癌などのリスクとなるもので、放っておくわけにいきません。

知っておこう、紫外線!

日焼けと紫外線太陽光線の約5%しかない紫外線、しかし皮膚への影響はとてつもなく大きいものです。地上にふりそそぐ紫外線はUVAとUVBがあります。UVAは雲やガラス、衣類を透過します。エネルギーは弱いのですが、ちりも積もれば山となるということで、じんわりと真皮コラーゲン層にダメージが加わります。具体的には真皮層まで侵入、コラーゲンの変性をおこし、たるみ、小じわ、毛穴の開きの原因になります。またメラニン色素を濃くする原因となります。一方、UVBはエネルギーが強く、海辺で日焼けをすると赤くなり、水ぶくれをおこすのがこの波長帯の光です。これを繰り返したり、一回の障害が強いものであると皮膚癌のリスクがあがってきます。もちろん濃いメラニン色素が産生される原因でもあります。これら紫外線は細胞の核にあるDNAの損傷を引き起こすといわれていますが、実は直接ダメージを起こすのは少なく、多くは間接的なダメージです。そのほとんどが紫外線により産生された活性酸素による細胞傷害なのです。紫外線を多く浴びることは、一部皮膚疾患(乾癬など)を除き有害であり、肌にとっていいことはありません。

紫外線から守る肌本来の力

もちろん、このような紫外線から守るシステムを肌は備えています。一つは「角質」です。角質は紫外線を散乱することでエネルギーをこもらせません。そしてもう一つ「メラニン色素」があります。メラニンは紫外線を吸収する性質をもち、また細胞内に発生した活性酸素を抑制する作用を持ち合わせています。ちなみにメラニンの中でも濃い色素であるユーメラニンのほうです。だから紫外線によって一時的に肌色が濃くなるのは、メラニンという生体防御が働いている結果を見ているのです。

日焼けした時のお肌の変化、光老化

人間が備え持つ紫外線防御をもってしても、しっかり日焼けをすると様々な肌の変化が見られます。日焼けをした時の肌の変化は「直後の変化」と「しばらくしてからの変化」にわかれます。まず、日焼け直後の変化としては肌は赤くなり、程度が強いと水膨れからびらんを形成(熱傷と同じ)します。肌色は部分というより全体に濃くなります。時間の経過とともに日焼けによるターンオーバーの促進から皮むけと乾燥肌となります。肌色も時間をかけながら徐々に元の肌色に近づいていきます。細胞レベルの変化においては、年齢による差があります。20歳ぐらいまでは、紫外線による細胞レベルのダメージはほぼ100%回復します。治す能力がしっかりあるのです。しかし20代半ばにもなるとそのダメージ修復に時間がかかったり、最終的には100%回復することなくダメージが残存していきます。


そして「しばらくしてからの変化」はそのダメージが残存し蓄積することで現れる「光老化」というものです。ダメージの残存が蓄積していき、具体的な症状としてはしみやしわ、たるみ、いぼが現れます。小さいころから日焼け止めをしっかりしているというかたの肌を見ると、確かにこのような光老化の変化がみられないので、紫外線の影響は数回のものではなく、人生のなかでどれだけ紫外線と関わってきたか、そしてそれに対してどうケアしてきたかということに左右されることがよくわかります。肌は気づいてあげないと老化がすすんでしまいますが、気づいてあげれば肌の老化を予防することも可能なのです。老化でも予防できるの老化が「光老化」というものです。

日焼け止めを活用することは必須

日焼け止め、SPF、PA、塗り方紫外線予防の一番手、普段のケアで行えるものはやはり「日焼け止め」です。ところでその日焼け止め、正しく使用できていますか?「SPFが高いから一度塗りだけでいい」としているかたがいらっしゃいますが、それではしっかり予防できているとはいえません。日焼け止めを正確に使うなら、複数回の塗り直しです。特に汗をかくシーンが多い海、山、スポーツ時は必須です。普段の生活でそれが難しい時は、スプレータイプの日焼け止めやパウダーファンデーションを代用してもよいです。

日焼け止めにはSPF(Sun Potection Factor)とPA(Protection grade of UVA)という日焼け止めの指標があります。簡単にいうとSPFがUVB対策、PAがUVA対策です。この2つの指標は、紫外線をブロックする強さというよりも、どれだけ長く有効かなのです。SPFは数値で表記されていますが、SPF値×20分が効果の持続時間です。意外と長いのではと思ってしまうのですが、実際は白く厚塗りした状態(1cm2に2g使用)での値です。現実的な塗り方ではなく、また汗をかいたり、衣服でおちたりすれば、日焼け止め効果はゼロです。だから塗り直しが必要なのです。そして日焼け止めには紫外線吸収剤を使用したものと散乱剤を使用したものがあります。特に紫外線吸収剤入りのものは、それが化学変化を起こし、肌トラブルが出ることがあるということは覚えておいて損はありません。また散乱剤はつっぱり感、乾燥を感じる方もいるようです。

日焼けしてしまった!その直後の処置は?

日焼け対策をしても日焼けをしてしまったという時に、まずは何にしても冷却することを率先してください。日焼けによる過度な炎症を少しでも抑えることが大切です。また脱水にならないように水分補給も重要です。どうしても痛い、さらには水ぶくれが身体のいたるところにできた場合は皮膚科を受診してください。

美容皮膚科でできる日焼け後の治療

リポカプセルビタミンC、毎日、積み重ね美容において、日焼け後に可能な施術としては点滴とメソポレーション、そして内服、サプリメントがあります。日焼けはいわゆる肌の過度な炎症です。直後の炎症を軽減させることでダメージを最小限とし、後々でる「光老化」対策となります。点滴としては抗酸化作用のある点滴がよく、代表は高濃度ビタミンC点滴です。またしみ予防という観点から美白成分であるトラネキサム酸やグルタチオンといった成分の入った点滴も良いと思います。そしてメソポレーション(主に顔)は肌の痛みや強い赤みがなければ施術可能です。日焼け後の乾燥やメラニン色素の増強予防となるので、点滴と同様にこまめに行うことがおススメです。ご自宅での治療、ケアとしてビタミンCの飲み薬やサプリメントの併用はさらによいと思います。今の努力が数年後の肌を作るので、特に日焼け後のケアは念入りにしておくことが望ましいです。


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